自己管理能力を強化することで、人生が豊かになる。組織で働く中で、自分の力を最大化することにも繋がるだろう。自己管理能力を高めることにより、体調やメンタルを安定させて自分の強みと弱みを理解できる。強みを知って十分に発揮できれば、仕事や人間関係もうまくいくだろう。第一に大切なのは心と体のセルフケアで、看護師にとって心身のメンテナンスは最重要課題と言える。看護師は人の生死にかかわる仕事であり、医療ミスが重大な結果を招くこともあるため業務中は気が抜けない。立ち仕事で勤務時間が長く、不規則なことから常に疲労を感じる人も少なくない。体の疲労は精神の疲労に直結し、疲れているときや睡眠不足のときにはネガティブな思考に陥りやすいのだ。
常にストレスにさらされているからこそ、看護師は自己管理能力を強化する必要がある。自分をケアできなければ、他者のケアも難しいだろう。自己管理の一環として、自己肯定感や自尊心を強化することは役に立つ。患者や患者の家族からクレームが入ったり、先輩看護師から怒られたりすることもある。働いている以上楽しいことばかりではなく、適度な自己肯定感と正しい自尊心は自分のメンタルを守ってくれるのだ。人にはそれぞれ得手不得手があることを認めれば、過度に自分を責める必要はない。自分を知り、強みと弱みを理解しているなら、苦手な分野は前もって対策する、人に頼むなど対処できる。このように自己管理することは、自身の幸福感に繋がってくるのだ。